日経BPコンサルティングは11月28日、「大学ブランド・イメージ調査 (2018-2019)」の報告書を発売した(調査は2018年8月実施)。同調査は、全国9地域455大学について、各大学の認知やイメージなどを尋ねたもの。

九州地方、沖縄県、山口県の主要大学55校における「大学ブランド力」第1位は、94.5ポイントを獲得した九州大学だった。これに、熊本大学(69.0ポイント)、西南学院大学(63.1ポイント)が続く。

  • 【九州・沖縄・山口編】大学ブランド力ランキング(ビジネスパーソンベース)TOP20 資料:日経BPコンサルティング

前回と比べ、大学ブランド力上昇第1位は同率で長崎大学と西日本工業大学がそれぞれ4.1ポイント伸ばした。第3位は福岡女学院大学で3.1ポイント伸ばした。

大学に関する49項目のイメージのうち、「今注目されている、旬である」の第1位は立命館アジア太平洋大学だった。同大学では、2018年1月にライフネット生命保険株式会社創業者の出口治明氏が学長に就任し、企業経営の経験を生かした大学運営に注目が集まっている。

  • 【九州・沖縄・山口編】各ブランド・イメージ項目で第1位になった大学(49項目:ビジネスパーソンベース) 資料:日経BPコンサルティング

49項目のイメージを因子分析によって、関連性の高いイメージ群を6つの因子にグループ分けたところ、「地域貢献」のトップは鹿児島大学で、この因子を構成する3つのイメージ項目のうち「地域産業に貢献している」では九州・沖縄・山口編55大学中第3位、「地域社会・文化に貢献している」では第1位を獲得したという。

  • 【九州・沖縄・山口編】6因子別ランキング(ビジネスパーソンベース) 資料:日経BPコンサルティング