日経BPコンサルティングは11月28日、「大学ブランド・イメージ調査 (2018-2019)」の報告書を発売した(調査は2018年8月実施)。同調査は、全国9地域455大学について、各大学の認知やイメージなどを尋ねたもの。

近畿地方の主要大学66校における「大学ブランド力」第1位は、95.6ポイントを獲得した京都大学となった。これに、大阪大学(72.8ポイント)、同志社大学(71.6ポイント)が続く。

  • 【近畿編】大学ブランド力ランキング(ビジネスパーソンベース)TOP20 資料:日経BPコンサルティング

前回と比べ、大学ブランド力上昇第1位は近畿大学で3.1ポイント伸ばした。第2位の関西学院大学は2.8ポイント、第3位は京都大学で2.3ポイント伸ばした。

大学に関する49項目のイメージのうち、「在学中の資格取得に積極的である」の第1位は大阪教育大学だった。同大学では、2017年に学部の改編、2019年に「大阪教育大学 連合教職大学院」の改組を予定するなど、現在の教育現場の課題解決、それらに対応する人材の育成を目指した組織作り・教育課程の見直しが進められているという。

  • 【近畿編】各ブランド・イメージ項目で第1位になった大学(49項目：ビジネスパーソンベース) 資料:日経BPコンサルティング

49項目のイメージを因子分析によって、関連性の高いイメージ群を6つの因子にグループ分けたところ、「躍動感」「地域貢献」因子のトップは近畿大学だった。2因子がトップとなる私立大学は、全9地域のうち、近畿大学のみだったという。

  • 【近畿編】6因子別ランキング（ビジネスパーソンベース） 資料:日経BPコンサルティング