東日本電信電話(以下、NTT東日本)とバカンは29日、大丸松坂屋百貨店 札幌店(以下、大丸札幌店)において、館内Wi-Fi、IoTおよびAIを活用し、各施設の利用状況をサイネージやスマートフォンへ一覧表示するサービスを、12月1日から開始することを発表した。
同サービスは、大丸札幌店(地下1F~8F)のレストランと各階カフェ、トイレや授乳室などの混雑状況を、IoTとAIの活用によりリアルタイムで解析・配信することで、来館客の負担を軽減するもの。
各施設に設置したカメラやセンサーから取得したデータをクラウド上のAIで解析して混雑情報を割り出し、 館内各フロアのサイネージにリアルタイムで一覧表示する。また、同データはWeb上にも配信されるため、来館客は自身が所有するスマートフォン等でも確認できるという。
混雑検知エリアは、各階カフェ(地下1F、3F、4F、5F、7F)の5店舗、レストラン(8F)の15店舗、トイレ(地下1F~8F)、男性用トイレ計17室、女性用トイレ計58室、免税カウンター(8F)、授乳室(4F)、ベビーカーの貸し出し(1F)、ギフトセンター(7F)、レストスペース(6F)、駐車場。
各社の役割は、NTT東日本が同サービスの提供に必要な「フレッツ光」、「ギガらくWi-Fi」の提供と運用サポ-トを実施するほか、バカンが提供するカメラやセンサー等のIoT機器に加え、取得したデータを蓄積およびAIで解析するクラウドについてもワンストップで運用サポートする。
一方、バカンは上記のカメラやセンサー等のIoT機器とクラウド上に搭載したAIを活用し、飲食店の混雑状況を検索できる空席情報プラットフォーム「VACAN」、およびトイレの混雑状況を検索できる空席情報検索プラットフォーム「THRONE」(スローン)の提供を行うということだ。