HowtoForgeに11月27日(米国時間)に掲載された記事「Linux finger Command Tutorial for Beginners (5 Examples)」が、ユーザー情報を表示するfingerコマンドの使い方を紹介した。fingerコマンドはシステムに用意されているユーザの情報を表示するコマンドで、引数にユーザー名を指定するとその名前に一致するすべてのユーザーの情報を表示する。
記事で紹介されているfingerコマンドの主な使い方は次のとおり。
コマンド | 内容 |
---|---|
finger ユーザ名 | ユーザ情報を表示 |
finger -s ユーザ名 | ユーザ情報をカラムベースで表示 |
finger -p ユーザ名 | ユーザ情報を.planや.projectなどの情報を除いて表示 |
finger -m ユーザ名 | 一致対象をログイン名のみに限定 |
記事では、主にサーバの管理者がユーザー情報を確認するために利用することを想定しているが、fingerコマンドは一般ユーザーが他のユーザーの連絡先やフルネームを知る方法としても役立つ。連絡を取る必要のあるユーザーがいるものの連絡先がわからないとか、フルネームを確認する必要があるといった場合に利用できる。
現在は、fingerコマンドでユーザー情報の管理するといった使い方はあまりないと考えられるが、fingerコマンドは多くのUNIX系オペレーティングシステムにデフォルトで用意されているコマンドであり、知っておいて損はないだろう。