LINEとみずほフィナンシャルグループは11月27日、両傘下のLINE Financialおよびみずほ銀行を通じた共同出資による準備会社の設立に関して合意した。準備会社では関係当局の許認可などを前提に新銀行の設立に向けて、準備・検討を進めていく。
LINEおよびLINE Financialでは、コミュニケーションアプリ「LINE」を通じて、投資サービス「LINEスマート投資」、保険サービス「LINEほけん」を展開しているほか、証券、ローンなどの金融サービスの準備を進めている。
今回、金融領域における課題やユーザーニーズに向き合うなかで、各種金融サービスを便利に利用してもらうために、銀行業への参入を決定した。
みずほフィナンシャルグループは、幅広い顧客に対して、さまざまなテクノロジーを活用し、これまで培った金融ノウハウを活かしたオープンなプラットフォームの提供を軸に利便性の高い金融サービスを提供することを推進しており、これまで培った金融ノウハウを活かし、スマートフォン世代を中心とする顧客ニーズにより、適した金融サービスを提供するため、LINEと共同で新銀行の設立を目指すことを決定。
「LINE」のユーザーベース、ユーザビリティの高いUI/UXと、みずほ銀行が培ってきた銀行業におけるノウハウを活かし、「LINE」とリンクした親しみやすく利用しやすい「スマホ銀行」を提供することで、銀行をより身近な存在へと変化させる新銀行の設立を目指す。
なお、新銀行の概要、具体的なサービス内容、スケジュール等の詳細については今後、準備会社で検討を行い、決定次第、公表を予定している。準備会社の名称はLINE Bank設立準備株式会社、資本金および資本準備金は20億円、出資比率はLINE Financialが51%、みずほ銀行が49%となる。