Blue Prismは、同社が提供するRPAプラットフォーム「Blue Prism」の機能を拡張するスキルをダウンロードできるマーケットプレイス「Blue Prism Digital Exchange」の提供を開始した。
また、「Blue Prism Digital Exchange」からダウンロードしたスキルを画面に表示し、ドラック&ドロップ利用できるようにした「Blue Prism v6.4」も発表した。
「Blue Prism Digital Exchange」は、11月27日現在、知能と知見(データマイング、リアルタイムアナリティクス、自然言語処理など)、プランニングと優先付け(プロセスマイニング、ワークフローなど)、学習(文脈の意味理解、ワークフローの変化など)、問題解決(課題を人間の介在なしに解決)、視覚認識(OCR、自然言語処理、視覚的な情報処理など)、コラボレーション(チャットボットなど)に分類されたスキルが68登録されている。現在のところ、これらはすべて無料。なお、サイトは今後、日本語化する計画もあるという。
これらは、パートナーが提供しているほか、Blue Prism自身が提供しているものもある。提供するものはすべて、同社が評価した上で、ポリシーにあったものだけを掲載しているという。
同社は、ベンダーにとらわれず、複数のベンダーの中から最適なものを選択して組み合わせて利用するベスト オブ ブリード戦略を採っているが、「Blue Prism Digital Exchange」の提供もそのうちの1つ。
英Blue Prism Group plc, Office of the CTO, APJ Dan Ternes(ダン・ターネス)氏は、現在、企業主体、RPAは利益主体の自動化の段階だが、今後RPAが成熟するにつれ、顧客主体、売上主体のSimplify(簡素化)、Inovate(変革)になり、これがデジタルトランスフォーメーションの要素になると指摘
そして、知能と知見、プランニングと優先付け、学習、問題解決、視覚認識、コラボレーションの6つは、21世紀のデジタルワカーに必須のスキルだとした。
Blue Prism マネージングディレクター ジャパン 千原寛幸氏は、今後の国内のビジネス戦略としてマーケティング投資の拡大(主催イベントの開催)、SIerを中心としたパートナーの拡大、サポートエンジニアの増員、大規模導入の支援を行うカスタマー・サクセス・チームの増員の4つをあげた。