ビッグローブ(BIGLOBE)は11月26日、同社のAndroid搭載IoTデバイス「BL-02」をNECと福岡市による外国人観光客向け多言語音声翻訳の実証実験に提供すると発表した。
NECと福岡市による外国人観光客向け実証実験はリアルタイム翻訳を検証するもので、11月26日~12月9日に福岡市の川端商店街で実施する。
NECが提供する「多言語音声翻訳サービス」は、情報通信研究機構(NICT)が開発した観光会話向けの高精度翻訳エンジンを搭載し、日本語・英語・中国語・韓国語の4か国語に対応している。
BL-02は小型のIoTデバイスであり、名刺サイズながら翻訳メッセージを十分な大きさで表示できる液晶画面を搭載する。また、タッチパネルでのスムーズな言語切り替えや音量調節も容易であり、リアルタイム翻訳に適するという。
さらに、BL-02は10軸センサーとAndroidを搭載し、アプリ開発が容易でファームウェアのカスタマイズも可能なため、翻訳専用デバイスとしても利用できるほか、介護施設での見守りや工場での導線管理など、多様な分野で業務専用機として利用を可能としている。なお、同実験ではIoT通信に「BIGLOBEモバイル」のデータSIMタイプAを利用する。