ネットワンシステムズは11月22日、新領域のスキル習得や人脈形成を支援し、次世代人財の育成を加速することを目標として、複業を可能にする新しい人事制度「マルチジョブ(複業)制度」を今年11月に導入したと発表した。
同制度は就労と採用の両面で構成されており、「マルチジョブ就労」はネットワンシステムズの社員が他企業でも就労可能となり、「マルチジョブ採用」は他企業の社員をネットワンシステムズ社員としても採用可能とするもの。
「マルチジョブ就労」の目的は、社内では得られない新領域のスキルを複業先で習得・経験するとともに新しい人脈を形成することにあり、次世代人財としての成長と得られた知見の社内還元を図るほか、成長意欲の高い社員を支援することで定着率の向上も図る。
「マルチジョブ採用」では、新しい事業領域へ挑戦する際に必要なスキルを持つ社員が内部にいない場合、一時的に外部の知見を活用することで、事業機会を逃さない迅速な対応を実現するとともに、協働する社員が該当スキルを積極的に習得することを図る。
同制度では、社員の成長と健康の両立を支援するため、複業先での労働時間に応じて社内の就業形態を検討するほか、上長との月次面談や情報漏洩に関する教育など、制度の有効性を高めるための仕組みも整備している。