アドバンテストは、米Astronicsから半導体システムレベルテスト事業(SLT事業)を、1億8500万ドルおよび一定の業績達成により最大3000万ドルを支払うアーンアウト条件にて譲り受けることで最終合意に至ったと発表した。
AstronicsのSLT事業は、アドバンテストの半導体試験装置(ATE)事業の既存製品群と相互補完的であり、今後拡大が見込まれる民生用電子機器メーカーのシステムレベルテスト要求に対してアドバンテストのソリューションを強化するもの。今回の買収は、半導体バリューチェーンにおける試験・測定ソリューションを拡大するというアドバンテストの中長期経営方針に沿った成長戦略の一環だという。
なお、同買収は、アドバンテストの米国子会社である Advantest Americaの100%新設子会社であるAdvantest Test SolutionsがSLT事業を譲り受けるもので、カリフォルニア州アーバインに本社を置く予定。また、同買収は、関係国当局の承認取得等一般的なクロージング条件を満たすことによって成立し、2018年中に完了することを見込んでいる。