KDDIは11月21日、三重県伊賀市・滋賀県甲賀市・中部国際空港(以下、CJIAC)と共同で、VRを活用した忍者世界体験ブースを中部国際空港の国際線到着ロビーに設置し、忍者にゆかりのある伊賀市と甲賀市への観光客誘客の取り組みを実施すると発表した。
同取り組みは、観光庁が主催する「つくろう! 魅力あふれる楽しい日本!! ~最先端観光コンテンツ インキュベーター事業」にて採択された事業となる。
中部地域は、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康をはじめとする多くの「サムライ」や、忍者が誕生した地域。CJIACでは、この地域の魅力ある観光資源「サムライ・ニンジャ」と外国人観光客のニーズを結び付け、2018年7月より、「サムライ×NINJA空港プロジェクト」を開始し、サムライやNINJAのゲートウェイになることを目指してきた。
また、CJIACとKDDIは、次世代通信技術に関する実証事業の検討を協力して行っていく予定。今回の取り組みはこれら活動により実現したものとなる。
具体的な取り組みとしては、中部国際空港に設置する忍者世界体験ブースにおいて、VRを装着した観光客自身が忍者となりアトラクションの世界に没入する体験型エンターテイメントを提供。参加した訪日外国人に対し、空港内物販施設の割引券を配布するほか、伊賀市の伊賀流忍者博物館や甲賀市の甲賀の里忍術村にて忍者体験ができるクーポン (入場無料券) やレンタカーの割引券を発行することで、観光周遊を促進する。
なお、同取り組みは11月22日~12月14日の間、中部国際空港を利用する訪日外国人を対象に実施される。対象言語は英語および中国語で、体験料金は無料だ。