アルプス システム インテグレーション(ALSI)は、Microsoft Teams導入企業を対象にした業務効率化のためのAIチャットボットサービス「ASBOT(あすぼっと)」の提供を22日より開始する。
社内における申請・承諾ワークフロー。単純なものであればいざ知らず、複雑化した業務や新しい分野などの業務では、たらい回しにされた上に放置されてしまった。投げやりな言葉とともに叱責される。そんな経験もあるのではないだろうか。次に聞くことが憚られ、無駄に敷居が高くなる。こんなことを淡々と処理してくれるAIがあれば、働き方改革にも寄与することは間違いないはずだ。社内業務においてAIチャットボットの大きく期待される分野のひとつだ。
ALSIが22日から提供する「ASBOT」は、Microsoft Teams導入企業を対象にAPI経由で各サービスとの連携も可能なチャットボット。IT担当者やヘルプデスクなど向けに開発された機能は業務効率化を図れるよう、問い合わせと同時に申請するなどチャットボットでワークフロー連携も可能になるものだ。AIによる自動判断と固定会話のシナリオ(ルールベース)を組み合わせるハイブリッド形式を採用、自動学習で使えば使うほど精度を上げていく。
プレスリリースには、同社のフィルタリングソフトInterSafe WebFilterを例に社内から外部のクライアントWebサイトに閲覧規制がかかっており、これを解除してほしいというケースを図説している。ユーザー部門が"新規取引先のホームページが見れません。申請先はどこですか?"と尋ねるとASBOTが"閲覧するには、申請が必要です。ワークフローで申請しますか?"と応え、API経由でワークフロー連携を行い申請業務へと流れていく。
Office 365のMicrosoft Teamsは、各種オンライン会議やスケジューリングなどビジネス向けの多くのシーンで活用できる機能が搭載されており、多様化する従業員のエクスペリエンス向上を図れるコミュニケーションツール。ALSIは、Microsoft Teamsをプラットフォームとして展開する「ASBOT」について、Office 365の利便性やセキュリティレベルの担保なども利点としている。