レノボ・エンタープライズ・ソリューションズは20日、データセンターを構成するプラットフォーム「ThinkSystem」初の1ソケット・サーバ製品となるタワー型サーバ「Lenovo ThinkSystem ST50」、「Lenovo ThinkSystem ST250」とラック型サーバ「Lenovo ThinkSystem SR250」の3製品を発表した。
これらの製品はThinkSystem サーバ・ポートフォリオを拡充するエントリー製品で、中小規模企業の様々な課題に対応するために開発されたもの。
将来の成長を目指す中小規模ビジネスや遠隔地の支社や支店環境に適しており、同製品ポートフォリオのなかで最も小さいサイズと低価格で提供される。
各モデルの特徴として、「Lenovo ThinkSystem ST50」は、生産性の強化を求める小規模ビジネス、遠隔地の支社や支店あるいは小売り環境に適した一台目として理想的なエントリー・タワー型サーバ。
稼働音が小さい(20dB未満)ため小規模オフィス環境に適しており、ファイル管理、電子メール、POS アプリケーション、Web サーバなどの業務に向いている。
出荷開始日は11月20日で、価格は29万6,000円(税別)。
「Lenovo ThinkSystem ST250」は、管理しやすいタワー型の筐体でエンタープライズ・ビジネスの要件を必要とする中小規模ビジネスや 遠隔地の支社や支店に適したサーバ。
パワフルなスペックはもとより、標準搭載のシステム管理プロセッサー「Lenovo XClarity Controller」により、本社にいるIT担当者は遠隔地の支社や支店に設置したST250のリソース監視や電源OFF/ON、システム更新などをGUI画面で容易にリモート操作・管理できる。
出荷開始日は11月26日で、価格は42万円(税別)。
「Lenovo ThinkSystem SR250」は、中小規模ビジネスに適した奥行が短いコンパクトな 1U フォーム・ファクターに、高性能、信頼性、柔軟性、セキュリティを実装したラック型サーバ。
高い処理能力や信頼性などのほか、M.2 SSDやNVMeを含む幅広い種類のストレージ構成にも対応するほか、ブロックチェーン向けアプリケーションに対するセキュリティも同時に確保する柔軟性を備えている。システム管理機能としてLenovo XClarity Controllerを搭載し、データセンター内にある既存のThinkSystem製品ベースのIT基盤へのスムースな統合と容易な管理を実現するという。
出荷開始日は2019年1月18日で、価格は27万円(税別)。