Tecmint.comはこのほど、「How to Change or Set System Locales in Linux」において、システムに用意されているロケールを調べる方法やシステム全体のデフォルトロケールを変更する方法を伝えた。

LinuxやmacOSなどUNIX系のオペレーティングシステムではロケールに関係する環境変数を設定することでソフトウェアの挙動を変更できる。最も汎用的に使われる環境変数はLANGで、これ以外にもLC_から始まる環境変数が用意されている。

日本語環境として使う場合、現在では環境変数LANGをja_JP.UTF-8に設定することが多い。記事ではlocaleコマンドを使って現在設定されているロケールを調べたり、システムにどのようなロケールが用意されているか、ロケールによってどのような値が使われるのかなどを調べたりする方法が紹介されている。

localeコマンドの実行例は次のとおり。

  • localeコマンドを引数なしで実行すると現在設定されているロケールが表示される

    localeコマンドを引数なしで実行すると現在設定されているロケールが表示される

  • localeコマンドにオプション-aを指定するとシステムで利用できるロケール名が一覧表示される

    localeコマンドにオプション-aを指定するとシステムで利用できるロケール名が一覧表示される

  • localeコマンドにオプション-kを指定すると定義されているキーワードとその値が一覧表示される

    localeコマンドにオプション-kを指定すると定義されているキーワードとその値が一覧表示される

ロケールを変更するとソフトウェアが出力メッセージなどが設定したロケール(言語、国や地域、文字エンコーディング)に応じたものに切り替わるようになる。英語メッセージしか出力されないような環境の場合、ロケールを調べて日本語のロケールを設定することで、マニュアルやヘルプまたはコマンドの出力などが日本語に切り替わることがある。