視角から入る美しさや迫力は、なかなか言葉や文章では瞬時には伝わらない。人に聞いたり、メディアやインターネットで情報を目にする機会が少しずつ増え、実際に手に取った際にその驚きに心が踊る。そんな経験は無いだろうか。
現行のハイビジョンを超える新4K・8K衛星放送が2018年12月1日からはじまる。総務省公式Webページ内の4K・8K情報サイトにはその魅力の一端が紹介してあるが、85型サイズの8K(7,680×4,320)の約3,300万画素、65型サイズの4K(3,840×2,160)でも約800万画素の超高画質映像。表現可能な色の範囲が大きく増える"広色域化"、現行の1秒間30コマから最大120コマへの"高速化"に加え、グラデーションがよりなめらかになる多階調表現と圧倒的な数字が並ぶ。
シャープは同社の80型8K液晶テレビ「AQUOS 8K」と60型4K液晶テレビ「AQUOS 4K」などを車内に設置しそのエクスペリエンスを全国に届ける「8K4K体感キャラバンカー」による出張視聴会を11月下旬から開始することを発表している。
8K対応USBハードディスクやテレビと接続してホームシアター環境を楽しむサイドバーシアターシステムなども随伴させる。同社は、今回のキャラバン活動のほかさまざまな方法で、より多くの方々に8K放送の魅力を体感いただけるよう、積極的に取り組んでまいります、と次世代映像の魅力を伝えるために邁進することを述べている。
コンテンツの種類や方式に違いはあれど、VRやAR/MRなど新技術が大きなエクスペリエンスをもたらすのと同様に、目前に迫る超高精細の次世代放送が映像を通して大きな感動を与えてくれるにちがいない。