リコーは11月14日、86インチのタッチディスプレイの採用により、大規模会議室や企業の受付、公共施設・イベント会場でのインフォメーションボードとしての利用に適した「RICOH Interactive Whiteboard D8600」を発表した。

  • D8600の外観

    D8600の外観

新製品は、2016年6月に発売した「RICOH Interactive Whiteboard D8400」の後継機にあたり、日本国内では最大級という86インチタッチディスプレイの採用により、基本的な表示性能を向上したという。

同社のInteractive Whiteboardシリーズでは最も細いスリムベゼルを採用し、よりスタイリッシュなデザインとしたほか、美観を向上するためにケーブルを収納する背面カバーを準備した。

  • 使用イメージ

    使用イメージ

さらに、これまでディスプレイの側面にあった操作ボタンを前面に配置することで、「壁に埋め込みたい」「壁掛けにしたい」といった空間調和を重視するユーザーのニーズに対応している。同製品の画面サイズは86v型ワイドであり、4Kに対応しLEDバックライトを搭載する。

蛍光灯の光がディスプレイに映り込みにくくする処理を強化したことで、使い方に応じた場所で利用できるとしている。また、高品質ディスプレイを採用し、鮮やかな映像を実現したことに加え、最適なセンサの採用によりタッチペンでの書き心地を向上させたという。

デザイン面では、まず操作ボタンを前面に配置することで壁に埋め込む設置を可能としたほか、フルフロントオペレーションにより操作性を向上させた。また、ばらつきがちな機器ケーブルをまとめる背面カバーを準備し、美観を向上したという。

タッチペンを収納するペンホルダーは、ユーザーの設置環境や使い方に合わせて、本体前面または側面であれば場所を問わず配置可能としている。オプションの「RICOH Interactive Whiteboard Connection Box Type 1」にはUSBハブが付属し、またディスプレイの側面に設置可能であり、「正面でUSBを使いたいが配線は隠したい」といったニーズに対応した。

同オプションの中には、D8600の利用を認証するためのICカードリーダーの設置も可能。価格はオープンプライス、受注開始日は11月22日を予定している。