スカイコムとRPAテクノロジーズは11月14日、両社が協業し、RPAテクノロジーズのRPA(Robotic Process Automation)ソリューションプラットフォーム「BizRobo!」と、スカイコムの電子ペーパーおよび電子サインのプラットフォーム「SkyPDF」が連携したサービスとして「BizRobo! Paper-free」を提供開始した。
両プラットフォームの連携により、データをアナログからデジタルへと転換し、その後のデータ取り込みや後続処理におけるデータの2次、3次利用まで一貫してデジタルレイバーによる代行を可能にするという。
これまで業務のデジタル化においてボトルネックになっていた、印刷代、保管代、紙処理に関する各種オペレーションの費用を削減してデジタル化の起点とすることで、ユーザー企業の業務のデジタルトランスフォーメーションを加速できるとしている。
新サービスにより、紙のデータ入力をなくしてデータの取得時点で電子データ化することで、紙処理における内容確認や修正、仕分け、入力などの人的作業を全てデジタルレイバーに代行させられるようになり、業務フロー全体のデジタル化を実現するという。
これにより、文書関連コストの劇的削減と業務効率化によって、リソースを配置転換し、より生産性を高めるための仕事へ集中させられるとしている。
同サービスでは、従来紙だった帳票を国際規格(ISO)に準拠したPDFフォーマットに変換し電子タブレットに表示させる。電子ペンによる手書き入力情報をその場で電子データ化することで、手書きの良さを生かしながら、ペーパーレス化を実現できるという。
また、筆跡鑑定可能なストローク情報を暗号化して保存する技術により、有効な電子サインとしての機能も実装。両社は今後、デジタルレイバー同様に、各種アプリケーションの連携テンプレート作成と、さらなるユーザー企業への展開を進めると同時に、より現場主導で修正・追加、改善ができるように、帳票開発の簡素化を目指していく。