ヤフーは11月13日、広告取引プラットフォーム「Yahoo!アドエクスチェンジ」がAmazon Publisher Services(APS)の「Transparent Ad Marketplace」と接続し、サーバー・トゥー・サーバーのヘッダービディングを用いた広告配信に対応したことを発表した。
ヘッダービディングは、運営する媒体に広告が配信される前に公平な広告の入札競争(広告掲載価格の比較)を可能にする、媒体社の収益改善が期待できるソリューション。今回の取り組みにより、Transparent Ad Marketplaceを導入する媒体社は、同社からの広告配信をヘッダービディングを用いて取引することができ、広告リクエストの増加により、収益性の向上が期待できるという。
同社は、複数のヘッダービディングを導入・管理することのできるAPSのようなサーバー・トゥー・サーバーのソリューションを提供する企業と協力することで、媒体社へのヘッダービディングの導入促進を支援していく。
また、広告出稿者はYahoo! JAPANやYahoo!アドエクスチェンジに接続するYahoo! JAPAN以外の第三者が提供する広告配信サービスにおいて、公平な広告の入札競争が成り立つため、広告の配信機会の向上が見込めるという。
このような取り組みを通じ、同社は広告出稿者および媒体社にとって信頼性の高い広告取引を実現させ、今後もマーケティングソリューション事業を推進していく方針だ。