コニカミノルタは11月8日、複合機にサーバとITサービスを一体化した新サービス「Workplace Hub(ワークプレイスハブ)」を国内において日本市場に最適化されたWorkplace Hubプラットフォームおよび、関連するアプリケーション・サービス群を2019年春から販売を開始すると発表した。

  • 「Workplace Hub」の外観

    「Workplace Hub」の外観

Workplace Hubは、欧米8カ国を皮切りにグローバルに順次発売されており、シームレスにハードウェア、ソフトウェア、サービスが統合された拡張性のあるオールインワンITサービス。多くのSMBではITの効率的な活用や運用に課題を抱えており、専門人材が不足しているほか、情報セキュリティの不安も抱えているという。

このような中、同社ではこれまでの顧客との関係を活かし、日常の接点の中で気軽にコンサルテーションに応じることで、顧客の潜在的課題を提起し、包括的なIT環境の提供に加え、顧客企業の働き方改革まで支援する。

また、SMB顧客の初期投資を抑え、導入の敷居を下げるために、従来は別々の課金モデルであったITサービスも含めて一括請求する、月額課金制(月次固定や従量課金)のビジネスモデルを基本提供する。

さらに、欧米での調査では、91%のSMBオーナーが、ハードウエア、ソフトウエア、ITシステムのワンストップのソリューションを求めていることから、同社では広くパートナー企業とエコシステム(価値共創)を形成し、販売店、アプリベンダー、システムインテグレーターなどの企業と連携することで、業種業態別に最適なソリューションをワンストップで提供(例 建設現場、フランチャイズ店舗、法律事務所、診療所など)。

加えて、Workplace Hubは将来的に「Connected Office」として人・機器・空間を繋げ、またオフィス同士も繋がることで、そこで発生するデータを解析・活用可能なプラットフォームとなりうる設計をしており、そのような拡張性に基づいて、非連続な生産性の向上や意思決定の支援、創造性向上に繋がる価値を提供するという。