ラネクシーは11月7日、米デバイスロックが開発したデータ持ち出し制御ソフトウェアの最新版「DeviceLock 8.3(デバイスロック 8.3)」の販売を開始した。出荷開始は2018年11月12日が予定されている。
DeviceLockは、ユーザーに負担をかけず必要なデータだけを守るDLP(Data Loss Prevention)ソリューション。PCのUSBポート、CD/DVDドライブ、タブレット端末などの外部デバイス制御に加え、インターネットを介したファイルのコピー/送信を制御し、個人情報や情報資産などの不正持ち出しや盗難・紛失による情報漏えいを防ぐ。
導入作業や管理が簡単で、高価なサーバライセンスが不要なためコストパフォーマンスにも優れ、官公庁・地方自治体、金融・製造業、医療関連企業などで導入されている。
最新バージョンの8.3では、デジタルフィンガープリント機能が搭載され、特定のドキュメントに対して書出し時に元の状態から変更・改ざんされたかを識別し、持ち出し制御をかけることができる。これにより、従来の制御機能に加えてさらなる強固で可用性の高い持ち出し制御設定を実現する。
エンドポイント端末での対策となるため、企業毎に異なる対象規模・予算に合わせた柔軟な導入が可能。また、持ち出し制御対象の強化として、Gmail、ファイル転送サービスのMEGAとGitHub、Skype「プライベートメッセージ」にも対応した。
そのほか、Gmail(新デザインに対応)の制御を強化したほか、ファイル転送サービスMEGAとGitHubの制御に対応した。また、Webサイトでの検索実行を制御し、検索内容を監査ログとして記録する「Web Search」を追加した。
さらに、Skypeの制御がプライベートメッセージにも対応したのに加え、DeviceLock Enterprise Serverの監視機能がマスターポリシーと展開ポリシーの不一致を出力可能になるなどの強化を実現している。