グローバルウェイは11月1日、「20代が働きやすい企業ランキング」を発表した。調査対象は、『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)に記載があり、 対象期間中に「キャリコネ」に職種「営業」のユーザーから10件以上の評価が寄せられた企業。
「労働時間の満足度-残業や長時間労働がないか」「仕事のやりがい-楽しいか、 意義を感じるか」「ストレス度の低さ-心身に疲弊感はないか」「休日の満足度-休みがあるか、 有休を取れるか」「給与の満足度-金額は十分か、 割に合うか」「ホワイト度-ブラック企業でないかを総合判断」の6項目の評価の平均点を算出して、ランキングとしてまとめている。
第1位はリクルートホールディングス(総合評価3.68)だった。同社の営業職の仕事内容は取り扱う商品やサービスによって異なるが、 単なるルート営業ではなく、 クライアントの課題を特定し、 ソリューション提供・改善策の提案まで担う。報酬はミッションや成果に応じて決まり、 新規事業を提案できる制度や表彰制度が充実しているという。
「前向きな事業への提言を受け入れてくれる環境。 成長志向の高い人への支援を惜しまずしてくれる会社。 仕事内容により違いはあるが、 個人の志向性を大事にしてくれるので、 キャリアや挑戦したいことを伝えることで業務外のアドバイスも真摯に対応してくれる方が多い印象。 公募制の新規事業エントリー等の制度もあるので、 制度を活用しながら仕事を作っていくこともできる土壌は整っているほうだと思う」(企画営業/30代前半女性/年収900万円/2015年度)といったクチコミが寄せられている。
第2位は各項目バランスよく高評価を得たNEC(総合評価3.64)だった。同社の営業は「ソリューション営業」で、顧客が抱える問題を確認し、 その解決のために自社のサービスをどのように活用すればいいかを考えて顧客にアピールしていくもの。研修制度などバックアップ体制が万全で、 入社後3年間は 体系的なOJD(On the Job Development)が用意されているという。
「若手であっても非常に大きな顧客やプロジェクトを任せてもらえる。 部署や上司にもよるが、 フォローしてもらえる体制もできており、 思い切って仕事に打ち込むことができる。 業界的にも競合が非常に多いなかで、 大きな仕事を受注できたときやプロジェクトが完了したときには達成感とやりがいを感じる」(法人営業/20代後半男性/年収600万円/2013年度)といったクチコミが寄せられている。
第3位は野村證券(総合評価3.60)だった。同社では、各店舗で個人や法人を相手に営業を行うほか、 機関投資家らを相手に働きかけるホールセール部門での営業も行う。仕事内容に関しては「きつい」と感じているクチコミと「楽しい」と感じているクチコミが見られるが、それが「やりがい」「ストレス度の低さ」の評価に表れているという。
「目標は高い。 常にチャレンジングな目標を掲げて試行錯誤して成果を追い求める毎日を送ることになる。 金融知識、 セールストーク、 本人のキャラクター、 顧客との関係構築、 商品の魅力、 上席者との相談や同席、 気合いなどありとあらゆることを総動員して戦い、 成果を挙げることはやりがいがあると思う」(営業マネージャー/30代前半男性/年収1050万円/2017年度)といったクチコミが寄せられている。