Microsoft SQL Serverエンジニアリングチームは10月30日(米国時間)、「SQL Server 2014 Service Pack 3 is now Available!!!|SQL Server Release Services」において、SQL Server 2014の最新版となる「SQL Server 2014 Service Pack 3 (SP3)」の公開を伝えた。SQL Server 2014 Service Pack 3には25を超える改善が取り込まれており、パフォーマンスの改善に加え、スケーラビリティや分析機能が向上している。
SQL Server 2014 Service Pack 3における主な注目ポイントは次のとおり。
- 分散データベースクリーンナッププロシージャーの改善。従来の実装では大規模分散データベーステーブルが原因でブロックやデッドロックが発生していた。今回のバージョンではこれらが解消している
- チェンジトラッキングクリーンナップの改善によるパフォーマンスの向上と効率の改善
- リソースガバナーでCPUタイムアウトを設定してリクエストを取り消す機能のサポート
- SELECT INTOクエリでテーブルを指定したファイルグループに読み込む機能をサポート
- 大規模メモリ搭載マシンにおけるデータベースバックアップ性能の向上
- 圧縮バックアップにおけるデータベースレストアパフォーマンスの向上
- 静的CREATE/UPDATEにおいてMAXDOPオプションをサポート
- インクリメンタス統計における自動統計アップデート機能の改善
SQL Server 2014 Service Pack 3は「Download Microsoft SQL Server 2014 Service Pack 3 (SP3) from Official Microsoft Download Center」などからダウンロード可能。SQL Server 2014 Service Pack 3にはこれまでの累積アップデートも含まれている。