新日鉄住金ソリューションズ(NSSOL)と日本ビジネスシステムズ(JBS)は10月31日、オフィスにおけるコミュニケーション環境において、両社の強みを生かした包括的なソリューションを提供すべく、業務提携を締結した。
両社では、コラボレーション環境の提供、クライアント管理、高度なセキュリティ対策を中心に、すでに実案件での協業を開始している。
これまでJBSは、マイクロソフトのパートナーである一方、NSSOLのクライアントソリューション「M3DaaS(エムキューブダース)@absonne(アブソンヌ)」は、端末管理からパフォーマンス改善まで企業に求められる高度なクライアント運用をトータルで提供している。
両社は、これらの強みを生かし、コラボレーション環境にクライアント管理やセキュリティ対策も加え、Microsoft 365を中核としたソリューションを提供していくことで、働き方改革の推進に貢献するという。具体的にはマイクロソフトのソリューションを活用したクライアント管理でのサービス拡大を軸に「コラボレーション」「クライアント(DaaS/VDI)」「セキュリティ」の3領域で協業する。
コラボレーションでは、JBSのOffice 365をはじめとしたマイクロソフトソリューションや、NSSOLの文書管理ソリューションを中心に協業することで、大規模な顧客に対するコラボレーションのプラットフォーム構築を支援する。
クライアント(DaaS/VDI)については、柔軟な働き方を実現するためにDaaS/VDIサービスは有効なソリューションであり、NSSOLでは大規模実績を保有しているほか、JBSではPC端末のライフサイクルマネジメントやWindows 10関連のサービスを提供しており、両社の補完により、快適かつ安全なクライアント環境を提供する。
セキュリティに関しては、JBSはMicrosoft 365 E5をリリース当初から最重要技術と位置づけており、Windows 10と EM+Sを組み合わせたエンドポイントセキュリティに豊富な実績を持ち、NSSOLの子会社であるネットワークバリューコンポネンツのセキュリティシステムの導入から構築、運用ま支援する「NSSEINT(エヌエスセイント)」やImpervaなどの複数ソリューションを組み合わせることにより、エンドポイント、ネットワーク、データセキュリティ製品との連携により、包括的なセキュリティ環境を提供していく。