ヤフーは10月30日、同社が運営するメールサービス「Yahoo!メール」において、フィッシングメール対策として、 企業などのブランドアイコンを表示する取り組みを開始すると発表した。

同社は2013年より、フィッシングメール対策として、特定の送信者からのメールに対して共通のアイコンを表示する「安心マーク」の取り組みを実施してきた。

今回、ユーザーにさらなるわかりやすさと安全性を提供するため、企業などのブランドアイコンを表示する機能の導入に至ったとしている。同社から送信するメールにおいては、以前からブランドアイコンを表示している。

同取り組みでは、送信ドメイン認証技術「DKIM（DomainKeys Identified Mail）」を利用し、メールが取り組みに参加する企業などの正当な送信元から送られているかどうかを判断している。正当な送信元からのメールには、各企業などのブランドアイコンを「Yahoo!メール」上で表示する。

この取り組みの開始にあたり、まず楽天が参加し、「楽天市場」や「楽天カード」をはじめとする楽天グループのサービスから配信されるメールに、ブランドアイコンとして同社のブランドシンボルを表示する。

  • 画面上の青線で囲まれた部分のアイコンが「ブランドシンボル」