米Tenable Network Securityはこのほど、 Siemensとの共同開発によるOT(オペレーション・テクノロジー)システムの資産確認/脆弱性管理ソリューション「Industrial Security」において、 製造業世界上位10社の数千に及ぶ最先端OTデバイスまでカバレージを拡大すると発表した。
これにより、組織のIT/OT環境において、 統一されたサイバー・エクスポージャー・ソリューションの実現への重要な第一歩を踏み出すことが可能になるとしている。
特殊な環境で利用されるOTシステムのほとんどは、 専用の独自プロトコルを使用している傾向がある一方、デバイスの種類やプロトコルの複雑な組み合わせにより、 資産モニタリングや検知はより複雑化している。その結果、多くの組織ではOT環境資産の脆弱性の可視性のレベルが低下している。
こうした状況に対し、Tenableは Siemens、 シュナイダー、 ロックウェル/アレンブラッドレー、 ハニーウェル、 三菱などの最先端OTデバイスもカバーするために、 OT資産ディスカバリーおよび脆弱性管理能力を強化したという。
Industrial Securityは、パッシブ・ネットワーク・モニタリングを用いてOTシステムのサイバーリスクを監視して優先順位付けをサポートすることにより、 組織がセーフティ・クリティカルな生産設備を安全かつ最大限に稼働させることを可能にする。