旺文社は29日、同社CVC(Corporate Venture Capital)である旺文社ベンチャーズ運営のファンド第一号案件として子ども向けオンライン英会話スクール「GLOBAL CROWN」を展開するスタートアップ企業ハグカムに出資し、業務提携を行うことを発表した。

ハグカムが展開するオンライン英会話スクール「GLOBAL CROWN」は、質問力と表現力から成る"会話表現"と"英単語"を育むことで、幼少期にコミュニケーションとしての英語を身に付けることを目的としている。バイリンガル講師のみを採用し、ネイティブレベルの発音とともにオンラインで「英語」を「英語」のまま理解させる"英語脳"を身に付けるカリキュラムを組み、専用アプリでは、先生の映像とともに表示されるイラストやワードカードを使ってオンラインで学習、先生から直接届くフィードバックや先生へのメッセージ送信、21段階のレベルに応じたバッジ獲得など好奇心を育む仕組みも提供している。

今年の4月に旺文社のコーポレートベンチャーキャピタルとして設立された旺文社ベンチャーズは、5月には有望なサービスや技術を持つベンチャー企業、提携・協業が可能な有望企業を投資対象とした運用総額10億円の「旺文社イノベーションファンド1号投資事業有限責任組合」を組成、世界規模でのEdTechスタートアップコンペティション「The Global Edtech Startup Awards(GESA)」を主催するEduLabとの連携を行うなどEducation(教育)とTechnology(技術)を組み合わせた"EdTech"に特化した投資の加速を表明している。今回の出資・業務提携は10月31日より開始、旺文社ベンチャーズより取締役をハグカムに派遣し業務提携を強固にし、旺文社が持つコンテンツやノウハウやハグカムのサービス拡充を通して対象領域を他の教科や資格などの分野への拡大も検討していく。