昭文社は10月26日、IoT技術により、シール型QRコードを読み取ることで居場所を発信できるおかえり支援サービス「おかえりQR」を、日本郵便関東支社および明治学院大学の協力の下で商品化し、埼玉県の川口市、蕨市、戸田市、さいたま市の99郵便局で販売すると発表した。

「おかえりQR」は、自身の居場所がわからなくなった人が、無事に家族の元へたどりつけることを目的としたサービス。

事前に「おかえりQR」のシールを高齢者や子どもの持ち物などに貼り、シールシートに記載のID番号とご自身のメールアドレスを登録しておく。対象の人が道に迷ったりしても、発見した人がQRコードをスマートフォンで読み込んで簡単な入力を行うだけで、家族に現在の状況や発見場所の位置情報を知らせることができる。

その際、発見者に家族のメールアドレスは開示されず、発見者の個人情報も不要なため、家族と発見者がともに安心して利用できる。

  • 「おかえりQR」サービスの仕組み