内田洋行は10月25日、ERP/基幹業務システム「スーパーカクテルデュオ」シリーズを「スーパーカクテル Core」シリーズと改め、その第1弾の開発として、販売管理機能、食品業などの業種ノウハウをもとにした業種別の機能を大幅に拡張し、11月1日より販売開始すると発表した。
基本機能の強化においては、 全シリーズ共通で販売管理機能を強化し、新たに処理の自動化、データ閲覧権限設定、組織変更対応などに応えていく。
食品業向け機能の強化では生産・販売プロセスの一元管理が可能となり、「スーパーカクテル Core」では、販売計画に対する生産・販売進捗を見える状態にするだけでなく、販売計画に基づいた原価算定と実際原価との差異把握やマスター情報への反映など、生産・販売プロセスを一元管理するプログラムを標準装備する。
販売動向に合わせた生産を行う上で、単一生産工程から複数製品を製造する場合や共通原料や半製品を投入し類似製品を製品するなど、販売・製造工程に合致したシステム機能を提供する。
また、庫内物流機能の強化として、「在庫管理の同期」と「バーコードの入出荷検品」に対応する。
さらに、複数税率(軽減税率)対応を標準化し、「スーパーカクテル Core」では、販売した製品情報をもとに区分記載請求書の発行や消費税仕訳の会計連携に標準対応し、利用者ごとの締日変更や複数締め請求を、得意先ごとの随時請求締めにも対応する。
そのほか、マルチテナントのクラウド対応によって、販売管理等での外部連携機能も装備し、クラウド対応を強化する。
製品のラインアップは、「スーパーカクテルCore販売」「スーパーカクテルCore会計」「スーパーカクテルCore FOODs 販売」「スーパーカクテルCore FOODs生産オプション」「スーパーカクテルCore FOODs原価オプション」「スーパーカクテルCore物流オプション」。
「スーパーカクテル Core 販売」の場合、パッケージ価格(1サーバ10クライアント)が335万円から(税別、システム構築費用など除く)となっている。