NECソリューションイノベータは10月24日、食品製造業向けに、画像とAI(人工知能)技術を活用して生産状況を可視化する「NEC AI・画像活用見える化サービス/生産管理・検査支援」の提供を開始した。

  • クッキーの画像解析例(青枠が良品)

    クッキーの画像解析例(青枠が良品)

同サービスは、ネットワークカメラとAI技術を用いた画像分析により、生産ライン上を流れる生産品の個数をカウントすることや、良品/不良品(2級品)等を自動で判定することで、生産進捗状況や不良品の発生状況等の「見える化」を行うもの。

これまで食品製造業の生産工程では、熟練技術者の目視による品質チェックを行っていが、生産進捗状況の把握や不良品の検出を自動化することで、生産品質の向上や生産工程の省力化を支援する。

また、AI技術で分析したデータをクラウドで共有することで、現場以外の場所からでも生産進捗状況や不良品の発生状況をリアルタイムに把握できるため、生産現場の業務効率の改善に貢献する。

価格は、サービス導入費が40万円(税別)からで、月額利用料は19万8,000円(税別)から。なお、ハードウェア(ネットワークカメラ、PC等)および画像解析を行う生産品の学習用データ(良品の画像等)が別途必要となる。

なお、同社はサービス提供開始後3年間で24社への導入を目指すとしている。

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