楽天インサイトは10月23日、楽天IDに基づく分析データを利用した新たな総合調査ソリューションである「イノベーターマーケティング」を提供開始した。
同社は、生活者を新しい商品や情報に対する感度別に5つに分類するイノベーター理論を基に、特許出願済みという同社独自の生活者分類プログラムを構築し、約9900万という楽天IDに基づく分析データを利用した新ソリューションを開発。
具体的には、これまで主流だったアンケート調査から得た生活者の主観的な「意識データ」に加え、楽天IDに基づく消費行動分析から導き出す客観的な「行動データ」を組み合わせることで、従来以上に高い精度でアンケートモニターを分類し、調査や分析、コンサルティングを実施するとしている。
同ソリューションにおいて提供するアンケートモニターは、クライアント企業の要望に応じて、総合的な情報への感度に基づいて分類する業界横断型または、特定の商品カテゴリーに特化して分類する業界特化型にカスタマイズを可能としている。
また、これを利用した調査・分析は自社の商品やサービスがターゲットとする市場や顧客がどのように受容するかといった、将来性を加味したさらなる顧客の理解が可能となり、従来とは異なる基軸による新たな市場を創造していくことができるという。