10月17日から19日の3日間、東京ビッグサイトで開催された「クロス領域」で起こるイノベーションの最前線が一堂に会したイベント「日経xTECH EXPO 2018」。本稿では、昨今各企業が熱心に取り組む“働き方改革”にも寄与する“健康経営”の実践に役立つソリューションを展示していたグッピーズのブースよりお届けしていこう。
健康経営とは、従業員の健康管理を経営的な視点で捉え、戦略的に従業員への健康投資を行い、活力向上はもちろん生産性の向上など、組織の活性化によって結果的に業績向上や株価向上に繋げる取り組みだ。その取り組みを推し進める経済産業省では、特に優良な健康経営を実践する法人を称え「健康経営優良法人」認定を行い、社会的に評価を受けることができる環境の整備に努めている。
そういった背景のなか、グッピーズブースで展示されていた「GUPPY healthcare」というソリューションは、スマートフォンアプリを用いて従業員の健康活動を“健康ポイント”という形で見える化してくれるというもの。
この「GUPPY healthcare」のユニークな点として挙げられるのが、健康に繋がる活動に取り組む従業員のモチベーションを高く維持するための施策に優れていることだろう。体重の増減や歩く・走るといった運動、食事や睡眠時間の記録など、日々の生活を記録することで貯めることができる“健康ポイント”を、1ポイント1円相当のAmazonギフト券や現金として交換することが可能だということ。その他にも、年齢や性別をもとに設定された目標を達成することでバッジが授与されるなどゲーム要素も含まれている。
また、盛り込まれている機能も豊富で、歩く・走るといった運動の計測機能はもちろん、エアロビやヨガのレッスンビデオを閲覧できるほか、チャット形式で行える健康相談や近所の医療機関を検索することができる機能など、幅広いジャンルでの機能・サポートを受けることができる。
ゲームのように楽しみながら健康活動に取り組め、頑張れば自らが健康的な生活を送れるのはもちろん“ちょっとしたご褒美”を得ることができる「GUPPY healthcare」。取り組みは行っているけど効果が把握できない、そもそも従業員が取り組んでいるのかわからない、一方的な押し付けで従業員から総スカン……。健康経営の促進でこれらの苦い思いのある企業内担当者や経営陣にとって、取り組みが見える化され、従業員にも挑み甲斐のある要素が含まれている「GUPPY healthcare」は縁の下の力持ちとして役だってくれるのではないだろうか。