エスキュービズムは、小売業界(リテール)と最新ITによる新たな価値創造を目指す「リテールイノベーションコンソーシアム」を11月7日に設立することを発表した。
コンソーシアムの理事には、エスキュービズム 代表取締役社長 薮崎 敬祐氏、日本マイクロソフト 業務執行役員 パートナー事業本部 パートナ―営業統括本部 統括本部長 近藤 禎夫氏、BUSINESS INSIDER JAPAN 編集長 浜田 敬子氏が就任。新しくデザインされたロゴは、「RetailがテクノロジーによってRevamp(刷新)していく、また、Real × Electronicsを組み合わせて新しい価値を提供していく」というテーマのもと「R」の文字と顧客重視の姿勢を表す「リボン」を組み合わせたデザインとなっている。
多くの最新IT技術が集まる"リテール"分野。米国で毎年NRFが開催するRetail's BIG Show(リテールズ・ビッグ・ショー)は、もはやITソリューションが欠かせない状況になっているが、経済を強く支えるリテールに各企業が団結して成功事例の交換や研究成果の公開を行っている。
11月に設立される「リテールイノベーションコンソーシアム」は、日本におけるこの分野の小売関連企業とIT企業のマッチング、最新テクノロジーや海外情勢などの情報交換、実証実験やハッカソンの実施、ワーキンググループの設置などを通じた共有の成果によりリテールイノベーションを目指すものだ。具体的には、情報発信のための「イノベーションカンファレンス」、大学生を対象としたハッカソンや自治体と連携した実証実験などを行う「イノベーションラボ」、リテールのテクノロジーで功績のあった企業や人を表彰する「イノベーションアワード」などの活動などが予定されている。
11月7日には"小売の固定観念をぶち壊せ for the Retail Innovators"と題したキックオフイベントも予定されており、リテーリ×テクノロジーをテーマに"海外" "先進企業" "専門家" "生活者" "他業種"の5つの視点から新たな気ずきを提案していく。