グローバルウェイはこのほど、「電気機器業界の残業が少ない企業ランキング」を発表した。同ランキングの調査対象は、『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)の「AV・デジタル家電」「デジカメ・ビデオカメラ」「事務機器」「白物家電」に記載があり、 対象期間中に「キャリコネ」に雇用形態が正社員のユーザーから給与・残業情報が20件以上寄せられた企業を対象にしたもの。
第1位は、1カ月当たりの残業が平均11.4時間の富士ゼロックスだった。「コアタイムは9時~15時でその前後はフレックスとなっている。 15時退社で苦い顔をされることもない。 残業に関しては抑止のための取り組みが多く、 高残業している人が目立つほどである。 マネージャーは勤務時間(残業時間)をチェックしており、 負荷がかかっている人の業務が分散されるよう周りに働きかけてくれたりもする」(システムエンジニア/20代後半男性/年収450万円/2015年度)といったクチコミが寄せられている。
第2位は、1カ月当たりの残業が平均12.6時間のキヤノンだった。 「サービス残業というのは全くありません。 こなした残業時間に対してはこなしたぶんの残業代をきっちり頂くことができます。 有給休暇も問題なく取得できます。 逆にあまりにも取らなすぎる部署は、 指摘を受けます。 数年前から時間休制度を採用するようになりましたが、 これは常に便利だなと思います。 定時あがりで病院行こうにもサラリーマン・OLがわんさかいて待つんですよね。 時間休を取得して早めに行ったほうが並ばなくてすんだりします。 これは僕は恩恵を相当受けています」(社内SE/30代前半男性/年収700万円/2017年度)といったクチコミが寄せられている。
第3位は、1カ月当たりの残業が平均13.2時間のリコーだった。「会社全体として働き方改革を推進しており、 ライフワークバランスを重視しています。 ノー残業デーやフレックスでの勤務制度も整っていますが、 適用するかどうかは部署に任せられている部分もあります。 残業時間は部署により大きな偏りがあります。 設計の部門は常に人手が不足しているように感じます」 (プログラマ/20代前半男性/年収350万円/2017年度)といったクチコミが寄せられている。
同ランキングの平均年収は、「キャリコネ」にユーザーから寄せられた情報をもとに算出しており、 企業が発表している数値とは乖離がある場合がある。