関西電力とアイ・グリッド・ソリューションズは、アイ・グリッドが提供してきたエネルギーマネジメントサービス「エナッジ」を進化させた次世代型エネルギープラットフォーム「エナッジ2.0」を共同開発する発表した。
従来の「エナッジ」では、顧客が所有する各店舗の電力データを、本部でリアルタイムに一元管理できるとともに、各店舗の気象データと使用電力量等の実績から24時間先までの使用電力量を予測するAIを導入しており、さらに、その予測結果に基づく省エネアドバイスによる自発的な「省エネ行動」を促していた。
新たに開発する「エナッジ2.0」では、アイ・グリッドのAI技術、関西電力の電力ビッグデータおよび両社のエネルギーマネジメントの知見・ノウハウを融合させ、次世代型エネルギープラットフォームを構築。そこに、設備情報等の顧客固有のデータが組み合わさることで、従来の「省エネ行動」の促進に加えて、「店舗設備の運用改善・改修」、さらには「店舗運営のサポート」までが一体となったソリューションを、個々の店舗それぞれにカスタマイズされた形で提供していくという。
2018年11月から、ニトリが「エナッジ2.0」を採用し、実店舗でのサービスを開始していくという。その結果を踏まえ、2019年1月から、全国サービスに向け、段階的に適用する業種・業態や機能の拡張していくという。