米ジュニパーネットワークスは、ネットワークを運用する担当者にフォーカスした、ネットワーク自動化の導入を促進する新たなサービスを発表した。

これに伴い、ジュニパーネットワークスは自動化の導入を加速できるよう企業や担当者を支援する協働のコミュニティ「Juniper Engineering Network(EngNet)」を立ち上げ、参加者がツールやラボ、ライブラリ、革新的なアプリケーションを交換できる場を提供する。

「Juniper EngNet」では、クラウド内で稼働する仮想デバイスへのアクセスやドキュメントが整備されており、自動化ツール、リソース、ソーシャルコミュニティを統合したウェブサイトで、APIドキュメント、「Juniper Lab」へのアクセス、仮想リソース、学習ポータル、ネットワーク自動化ツール「Automation Exchange」を備えている。

さらに「Juniper EngNet」を補完するサービスとして、ジュニパーネットワークスは「NRE Labs」を創設し、今注目されている「Network Reliability Engineering、NRE(ネットワーク信頼性エンジニアリング)」に主眼をおいた、Webベースでオンデマンドの、自動化に関するカリキュラムを提供する。同時に、自動化の導入を検討している顧客に向けて、その検証を支援するプロフェッショナルサービスも発表した。

「NRE Labs」では、エンジニアとネットワーク運用担当者は、トラブルシューティング、検証、設定といった実務上のワークフローを重視した、インタラクティブで短期間集中のネットワーク自動化レッスンをブラウザ操作を通じて学べ、エンジニアが自動化を自由に実践し、学習した内容の習得度を測ることができる。「NRE Labs」は、オープンソースプロジェクトとして設計されており、自動化技術の向上に関心のある人は無料で利用できるという。