CMerTVは10月11日、NeUと共同で、スマートフォン(以下、スマホ)向け動画広告の効果を最大化するソリューションとして、脳活動計測に基づくCM編集・配信手法を開発したと発表した。

同手法では、まず、事前検証で脳活動が高かった映像部分を繋ぎ合わせたダイジェスト動画を作成し、通常のCM終了後にリピート配信する。これにより、通常のCMのみを視聴した場合よりも高い脳活動を促し、動画広告の効果を高めるという。

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同手法の効果は、脳科学の観点から実証されていると同社は説明。実証実験では被験者が、最初に通常のCMを視聴し、その際の脳活動を計測。次に、被験者の属性と同じ別の被験者に脳活動の上昇値が高かった映像部分で作成した動画を視聴させる。すると、リピート部分の脳活動は興味・関心、記憶ともに上昇傾向が確認され、特に記憶に関する脳活動の上昇値はCMのみを視聴した場合と比べ全体で約1.6倍となったという。

  • 事前検証での脳活動

  • 編集後の動画を見た際の脳活動

また同社は、ダイジェスト動画の配信先として主に、CMerTVのスマホ動画広告ネットワーク「Perfect View Network(以下、PVN)」を想定していると説明。一般的なインストリーム動画広告と比較すると完全再生率が高く、平均52%となっているPNVと同手法を組み合わせて活用することで、動画のリピート部分の視聴が促され、より高い広告効果が期待できると説明する。