村田製作所は10月11日、江崎グリコの協力のもと、同社が開発しているセンシングデータプラットフォーム「NAONA」を活用したソリューション「NAONA x Meeting」を用いて、会議におけるお菓子の有無がコミュニケーションに与える影響の分析、効果の可視化・解析を目的とした実証実験を行なっていることを明らかにした。
同実証実験は2018年9月より、村田製作所ならびに江崎グリコの社内会議にて行なわれているもので、すでに得られたデータからは、お菓子がある会議では各参加者の1回に発言する平均時間が短くなることでコミュニケーションが活発になり、参加者の声帯情報から取得した感情データからは、ポジティブな方向に数値が上昇していることから、会話が弾むなど、会議が活性化していることが見えてきたという。
なお、NAONAを用いた実証実験としては、これが3件目で、同社は今後も、NAONAを活用して、従業員にとって働きやすい職場の実現を目指していきたいとしている。