PFUは10月10日、自動運転やデジタルコックピットなどを活用した新機能や新サービスの実用化に向けた開発用途に向けて、Automotive Grade Linuxに対応した「車載組込みシステム開発用コントローラ」の販売を開始すると発表した。

  • 車載組込みシステム開発用コントローラ

    車載組込みシステム開発用コントローラの外観 (提供:PFU)

同コントローラは、同社がこれまで培ってきた産業用組み込みコンピュータのノウハウをベースに、車載組み込みシステム開発のニーズを受けて開発されたもの。Automotive Grade Linuxを動作させる車載向け最新型のインテルCPUを搭載するとともに、拡張スロットとしてPCI Express×2、M.2×1を用意。自動車アプリ開発に必要となるCANカードや車載Ethernetカード、ディープラーニング向けアクセラレータカードなどを活用して、開発を加速させることを可能とする。

  • 車載組込みシステム開発用コントローラの活用イメージ

    車載組込みシステム開発用コントローラの活用イメージ (提供:PFU)

なお、同社では今回のコントローラについては開発者向けの開発・評価環境として販売を行なっていくとしつつも、将来的には次世代IVIなどに対応したコントローラの提供も目指していくとしている。