ヤフーは10日、保有ビッグデータを独自にスコア化した基盤を用いてYahoo! JAPAN IDユーザーとパートナー企業の利便性向上、課題解決に向けた実証実験を開始することを発表した。

融資や審査に代表される独自スコアでのサービス創出は広がりを見せており、日本で多くのユーザーを持つヤフーがパートナー企業とともにこの分野に参加する。参加企業には、約260社が加盟する一般社団法人シェアリングエコノミー協会も名を連ねており、シェアリングサービス領域ではスコアによる申し込み手続きの簡略化、保証金の免除やスコアに応じた予約特典などを考え得るシーンとして例示している。

スコアはYahoo! JAPAN IDごとに算出、パートナー企業への実際のスコア提供は、ID連携時に掲出される「同意画面」で同意を得たユーザーのみが対象となる。10月から実証実験を開始し、2018年内にサービスの開始を予定している。

  • 施策イメージ(同社資料より)

    施策イメージ(同社資料より)