モリサワは、Word、Excel、PowerPointなどビジネスシーンの文書で活用できる新しいUDフォントソリューション「MORISAWA BIZ+(モリサワ ビズプラス)」を24日より販売する。
モリサワのユニバーサルデザイン(UD)フォントは「文字のかたちがわかりやすいこと」、「読みまちがえにくいこと」、「文章が読みやすいこと」をコンセプトに開発。書体ラインナップは、全43書体、すべてTrueTypeフォントで提供される。利用価格は、1ライセンス、年契約で税別で3,600円、月額で税別300円となる。無償のスタンダード版は、BIZ UDゴシックのRとB書体、とBIZ UD明朝のM書体の3書体が利用できる。
意思伝達や客観的な伝達において、もっとも基本的な情報のやりとりを行う文字や数字。特にビジネスシーンでは、これらの読み間違いや取り違いが大きなミスにつながる可能性もある。「MORISAWA BIZ+」は、そのコンセプトに合わせて文字の不明瞭さ改善のため数字や濁点、半濁点などをより見やすいように工夫されている。
具体的には、たとえば数字の「8」と「3」においては、旧来のCIDフォントである新ゴに対してBIZ UD新ゴでは、文字を構成する"はなれ"部分をより明確にすることで、その違いをはっきりさせている(下図参照)。
「MORISAWA BIZ+」の数字、アルファベットのデザインも扁平した矩形を強調する形からより直線部分が強調されたソリッドなものに変更されている。全43書体で構成されるラインナップには、「BIZ UD新ゴ」、「BIZ UD黎ミン」、「UD新丸ゴ」などの定番から、算数・理科など学習で使われる単位記号などを揃えた「UD Digikyo Kigo」、無償で利用できる「BIZ UDゴシック / 明朝」などがある。