コクヨ、金融機関向けに電子帳簿保存法スキャナ保存サービス「Re:MATCH」

ペーパーレス化には利点が多いが、種類が多ければ管理方法がネックになってくる。紙の段階では、決められた場所に施錠し特定の管理者が鍵を物理的に保管していたものをいかにデジタル化していくか。企業で取り扱う"紙"は単に検索すれば見つけられるという役割だけでは足りない。

1905年創業。文具や事務用品、オフィス用品からオフィス空間構築とビジネスを展開するコクヨは金融機関向けの文書管理ソリューションも提供している。同社は、収納什器や収納用品などのハードと電子ファイリングのシステム構築、そしてルール策定の三位一体のコンサルティング支援も行っている。長い文具や事務用品との関わりの歴史は、デジタル化の時代でも大きく貢献する。

同社は金融機関には70機関、1,000万書類という管理実績を誇るクラウド「Re:FIND」を提供しているが、11月26日からは電子帳簿保存法におけるスキャナ保存制度に対応する電子帳簿保存法スキャナ保存サービス「Re:MATCH」を提供する。スキャナ保存制度活用のニーズに対応する同サービスは、電子化された複数文書を自動的にまとめて存在証明と非改ざん証明を行う長期署名のタイムスタンプを付与。口座開設申込書や契約書など重要な証書類の管理コストがさらに軽減される。

• システムの概要(同社資料より)