JTBとNTTドコモは、ドコモ・ヘルスケア提供の観光地バーチャル散歩&歩数計アプリ「歩いておトク」の利用者をJTBの実際のリアル観光へ誘致する「地域観光促進」サービスを9日より自治体向けに提供開始する。
「歩いておトク」は、歩いてアプリを起動するとポイント貯められる歩数計アプリで歩数に応じて日本を含む世界中の名所をバーチャル旅行で踏破。楽しみながら健康促進が図れる観光地バーチャルツアー&歩数計アプリで2018年3月段階で約250万ダウンロードを誇る。
9日より自治体向けに提供する「地域観光促進」サービスはこの「歩いておトク」基盤のアプリ上にバーチャルツアーを設置、限定特典を提供することでリアル観光ツアーと連動する。リアル観光ツアーはJTBグループのなかでも目的型旅行に特化したサービスを提供するJTBガイアレックが開発。地域オリジナルのパンフレット制作から店頭配布など動線の設置も行う。
インターネットの普及により隠れた名所や各々の趣向に基づく再発見が広がるケースをよく聞くようになったが、両社は第1弾として奈良県三郷町と大阪府柏原市にまたがる龍田古道を題材にサービス導入を行うことを発表している。近年の纒向遺跡からの多くの出土品をはじめ、ロマンも広がる古都奈良の古道は、万葉集でも詠まれる道。現在、文化庁が認定する日本遺産認定を目指している。