米Dynamicsとソフトバンク、ソフトバンク コマース&サービスは10月3日、Dynamicsが世界で展開する次世代クレジットカードの日本国内での展開について、包括的な協業を検討することに合意した。
Dynamicsは、現金流通量が高い日本のキャッシュレス化の促進には、消費者に対し親しみやすいサービスが必要であると考えているほか、各種カードの平均保有枚数が多い日本はあらゆるカードを1枚にまとめられる機能を持つサービスとの親和性が高いことから、アジア太平洋地域への事業拡大において、最も重要なマーケットと位置付けている。
提供を予定している主な次世代カードは「通信機能搭載カード(Wallet Card)」「高度なセキュリティ機能搭載カード」「複数機能搭載カード」の3種類。
通信機能搭載カード(Wallet Card)は通信機能とディスプレイを搭載し、複数カードの切り替えや即時発行、メッセージ・クーポンの表示、QR決済表示など、サービス展開の可能性が拡大するという。
高度なセキュリティ機能搭載カードは、パスコードの入力によりカード番号表示時のみ決済を可能とし、ワンタイム背面セキュリティコード対応(Dynamic CVC2対応)となっている。
複数機能搭載カードはボタン操作で複数機能を利用でき、例えばボタン操作でクレジットカードとキャッシュカードの切り替えや、ポイントによる支払い、分割払いの選択などを可能としている。
今回の合意により、戦略パートナーとして、ソフトバンクが通信・ネットワークのサポートを、ソフトバンクC&Sが企画・マーケティングおよび販売展開を担い、2019年以降のサービス開始を目指す。