ソネット・メディア・ネットワークスは1日、同社のマーケティングAIプラットフォーム「VALIS-Cockpit」において、ユーザーがコンバージョン(CV)にいたるまでの態度変容など消費行動分析に可視化を大きく向上させる新機能を搭載したことを発表した。
ソニーのDNAを引き継ぐAI「VALIS-Engine」とDSPエンジン「Logicad」の両輪でマーケティング支援を行うAIプラットフォーム「VALIS-Cockpit」は、ユーザーの行動履歴を分析し可視化、自動抽出したユーザーインサイトデータを用いたマーケティング施策を行える。
新たに実装された機能は、4週間前から1週間前、1週間後などユーザーのCV前後の時系列の興味の移り変わりを捉える"ペルソナ分析"と、認知や興味・関心、比較・検討、来訪購入など任意設定可能な消費ステージ項目で遷移ユーザー数や割合などを可視化する"ステージフロー"。目標であるCVユーザーが、"どんなユーザー(ペルソナ)で、なぜ(インサイト)購入したのか?"など消費行動分野のマーケティングをWebで進められるようになる。
昨年の12月に提供を開始した「VALIS-Cockpit」は、ソニーの研究所でパーソナライゼーション研究を行っていたチームが開発したAI「VALIS-Engine」で同社独自のマーケティングAIで数千億件のユーザー行動ログの学習からインサイトを導き出し、DSPエンジン「Logicad」と連動したマーケティング施策実行を可能とする。今後同社では、AIを用いた自動化や分析、計測の各機能の強化。ペルソナをもとにした新しいクリエイティブやコンテンツ制作の提案と企業のデジタルマーケティング支援を推し進める。