ぷらっとホームは27日、IoTゲートウェイ製品シリーズ「OpenBlocks IoT Family」(以下、OpenBlocks IoT)の全てのモデルで、新しいIoTゲートウェイリモートマネジメントサービス「AirManage」が標準で利用可能となったことを発表した。
今回の発表は、本番運用されるIoTシステムを強力に支援するため、OpenBlocks IoT全モデルに対し、IoTゲートウェイリモートマネジメントサービスであるAirManageのサブスクリプションを標準で1年間添付するとともに、既存のOpenBlocks IoTユーザーに対しても、必要な申請することでもれなくサブスクリプションを無償で提供するもの。
これにより、OpenBlocks IoTをすでに導入されているユーザーも、今後同製品を導入するユーザーも同じようにAirManageを利用でき、遠隔地に設置されたOpenBlocks IoTのソフトウェアのリモートメンテナンスやアップデートが利用可能となる(終息製品OpenBlocks IoT VX1は対象外)。
なお、既設品のアップグレードによるAirManageの無償提供期間は、2019年9月30日までで、それ以降は有償プランへの移行又はサブスクリプションの延長加入にて利用可能できる。
AirManageは、IoTゲートウェイ製品OpenBlocks IoTに対してリモートマネジメントを提供するSaaS型のサービス。システム管理者が遠隔地からIoTゲートウェイに対し、設定・監視・ソフトウェアアップデートなどの運用で必要なメンテナンスをセキュアに実施することができる。AirManageを利用することで、顧客はIoTの本番運用に必要不可欠な多地点・遠隔地のゲートウェイ維持管理を効率的に実現できる。
AirManageは今回、機能を大幅に拡充して「AirManage 2」となった。AirManage 2では、二段階認証によるセキュリティの強化やAPIによるシステム連携機能を実装したほか、多国語対応により日本語以外の言語を使う管理者や運用者にも対応できるよう、操作画面の英語を含むマルチランゲージ化を実現している。大型外部システムとの連携を可能とするAPI実装もサポートし、従来より好評のIoTゲートウェイリモートマネジメントサービスがさらに充実し、27日から利用可能となった。
また、AirManage 2には、全てのOpenBlocks IoTが正常に稼働しているのかを管理画面から一括で確認可能な「遠隔監視」機能を搭載し、ユーザーのIoTシステムの運用形態により「常時型」と「オンデマンド型」の2種類から選択できる。
また、AirManage 2のサーバーを経由し、管理下にあるOpenBlocks IoTのWEB UI画面へリモートでアクセスして個々の設定変更や確認ができる「リモートWEB UIアクセス」を搭載する。この機能はオンデマンド型・常時型接続のどちらでも利用できる。
このほか、設置・導入済みのOpenBlocks IoTのソフトウェアを常に最新バージョンにする「リモートアップデート機能」のほか、個々のOpenBlocks IoTをグループで分類し、グループ毎に接続形態の設定やアップデートの実行が行える「グループ管理機能」、グループ内のOpenBlocks IoT毎に指定した時間にアップデートを開始する「時間指定アップデート機能」、OpenBlocks IoTにソフトウェア障害が発生した際、解析に必要なログをリモートで取得可能な「サポートログ取得機能」を搭載する。
なお、AirManage 2の月額(最低1年間の年間契約)は、スタンダードプラン10万円、エンタープライズプラン(個別見積)。AirManage 2で管理できるOpenBlocks IoT製品は、OpenBlocks IoT VX2、OpenBlocks IoT VX1、OpenBlocks IoT EX1、OpenBlocks IoT BX0、OpenBlocks IoT BX1、OpenBlocks IoT BX3、OpenBlocks IoT BX5——となっている。