このほど、Windows 10のWindows Subsystem for Linux(WSL)で動作することを前提にして開発されたLinuxディストリビューション「WLinux」がMicrosoft Storeで公開された。WLinuxはDebianをベースとしている。

fossBytesに9月24日(米国時間)に掲載された記事「WLinux: Windows 10 Gets Its Own Exclusive Linux Distro」は、WLinuxが他のLinuxディストリビューションと比較して、不要なデーモンの動作やパッケージのインストールが排除されているという特徴があると説明している。

fossBytesに9月24日(米国時間)に掲載された記事「WLinux: Windows 10 Gets Its Own Exclusive Linux Distro」は、WLinuxが他のLinuxディストリビューションと比較して、不要なデーモンの動作やパッケージのインストールが排除されているという。

  • WLinux on Microsoft Store

    WLinux on Microsoft Store

Windows 10に導入されたWSL (Windows Subsystem for Linux)の機能によって、Microsoft StoreからLinuxディストリビューションをインストールして利用できるようになった。これまでにらUbuntuやDebianといったLinuxディストリビューションがインストール可能になった。

しかし、提供されているLinuxディストリビューションのほとんどはフルスペックになっており、WSLで動作する際に重複する機能を提供しているものが少なくない。WLinuxでは不要なサービスが動作しないようになっており、インストールされるデフォルトパッケージも最小限に抑えられているという特徴がある。

そのほか、WLinuxを開発したWhitewater Foundryは、WLinuxの特徴として、WlinuxはWSL固有のバグを既存のディストリビューションより早くパッチを提供すること、LinuxとWindows 10で相互作用するためのオープンソースのツール「wslu」をプリインストールしていることを挙げている。

WLinuxの定価は2350円だが、2018年10月21日まで1000円で購入することができる。