Vivaldi Technologiesは9月26日(中央ヨーロッパ時間)、「The browser that puts you in control|Vivaldi」において、WebブラウザVivaldiの最新版となる「Vivaldi 2.0」の公開を伝えた。
Vivaldi 2.0は同期機能、フローティングサイドパネル、リサイズ可能なスプリットスクリーンタブなどの機能が取り込まれた最新版で、最初のバージョンから1500個を超える改善が実施されたバージョンとされている。
Vivaldi 2.0の主な新機能は次のとおり。
- 複数のプラットフォーム間でデータの同機を可能にする機能の導入
- フローティング表示が可能になったサイドパネル
- サイズ変更が可能なタブタイル表示機能
- カレンダービューや分析ビューなどさらに改善された履歴閲覧機能
- カスタマイズ可能で豊富なキーボードショートカット機能とマウスジェスチャー
- より賢く改善されたクイックコマンド機能
- 上下左右自由に配置可能なタブ
- 下部へ配置可能なアドレスバー
- タイムスケジュールや閲覧しているWebサイトに合わせて変化するテーマ
- カスタマイズ可能なスピードダイアログとウィンドウバックグラウンドイメージ
Google Chrome、Firefox、Microsoft Edgeといった主要なWebブラウザのUIはますます似たようなものになってきている。デフォルトの設定のまま利用できるように、機能の取捨選択が進められており、ユーザーはWebブラウザをカスタマイズしないで使うことも多い。
Vivaldi Technologiesはこうした流れとは異なり、すべてのユーザーがコントロール可能なWebブラウザとしてVivaldiの開発を進めている。Vivaldiが提供している機能はほかのWebブラウザでは提供されていないものも多く、また、利便性の高い機能は拡張機能ではなくネイティブにブラウザに取り込んで動作の高速化を図るといった取り組みも進めている。