グローバルウェイは9月25日、「商社・卸売業界の年収ランキング」を発表した。調査対象は『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)の「卸」「商社」に記載があり、対象期間中に「キャリコネ」に雇用形態が正社員のユーザーから給与明細投稿が20件以上寄せられた企業。
同ランキングの平均年収は「キャリコネ」のユーザーから寄せられた情報をもとに算出しているため、 企業が発表している数値とは乖離がある場合がある。
第1位は、伊藤忠商事だった(平均年収933万円)。同社は2007年頃よりグローバル人材育成に主眼を置く人事制度の整備を進めており、2017年度には2年連続の過去最高益を達成しているという。2018年度の初任給は大卒で24万円(7月以降は26万6667円)。
同社には、「報酬は他社、他業界と比較すると抜群に良い。業績にもよるが、5年目で1000万円に到達する勢い」(海外営業/20代後半男性/年収800万円)、「特に10年目頃までは非常に高い伸び率である。年功序列の色合いが一定程度残っており、同期の間でもそこまで大きな年収の開きはないと思われる」(経理/30代前半男性/年収1300万円)といったクチコミが寄せられている。
第2位は三井物産だった(平均年収842万円)。同社は、2018年4~6月期の連結決算で純利益が前年同期比7%増となったほか、人事評価面では、成長度合いも昇級に反映される仕組みとなっているという。「ほぼ年功序列通りに年収は上がっていく。同業他社と比較しても高い。30歳で1000万円は問題なく到達するレベルだと思う」(法人営業/30代前半男性/年収1000万円)といったクチコミが寄せられている。
第3位は三菱商事だった(平均年収816万円)。同社は、2018年3月期連結決算では10年ぶりに最高益を更新し、近年競争が激化している総合商社業界において2年連続1位の座を守っている。「報酬については申し分なし。若いうちは他商社と比べて待遇が劣るが、それでも30歳までには大台にまず乗るうえ、そこからの伸びは他社とは比較にならないほど」(海外営業/20代前半男性/年収1000万円)といったクチコミが寄せられている。