富士通は、RPA(Robotic Process Automation)を活用した実証事業に関し、神奈川県および大崎コンピュータエンヂニアリングと連携協定を締結したと発表した。協定に基づき、神奈川県庁職員の通勤手当の認定業務および災害時の職員の配備計画作成業務を対象にRPAを適用する実証を9月21日から12月31日の約3カ月間行う。
職員の通勤手当の認定業務では、給与事務センターが実施している年間約2,000件の通勤手当の認定業務をRPAにより自動化する。これは、転勤等による定期申請において、ルートの妥当性を検証する。
災害時の職員の配備計画作成業務では、約280所属(部署)が毎年作成している勤務時間外・休日に災害が発生した場合の配備人員名簿作成業務をRPAにより自動化する。
実証において、神奈川県は現行業務分析、自動化の効果測定、効果検証を、富士通はRPAフロー検討、ネットワーク、仮想サーバなどの実証環境の構築、効果検証、大崎コンピュータはRPAフロー検討、RPAツールの提供、ロボットツール作成、効果検証を行う。