グローバルウェイは9月19日、「自動車・輸送用機器業界の年収ランキング」を発表した。調査対象は、『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)の「自動車1.(国内)」「自動車2.(世界)」「エコカー」「自動車部品・タイヤ」「二輪車・自転車」に記載があり、 対象期間中に「キャリコネ」に雇用形態が正社員のユーザーから給与明細投稿が20件以上寄せられた企業。

同ランキングの平均年収は「キャリコネ」のユーザーから寄せられた情報をもとに算出しているため、 企業が発表している数値とは乖離がある場合がある。

第1位は、統一基準によって、 全世界の従業員を評価できるグローバル人事システムへの刷新を推進してきた日産自動車(平均年収694万円)だった。「完全実力主義であり達成感はあると思う。 年2回の調整があり、 自分が設定した目標に対して上司と話し合う。 PE2(役割等級名)までは成果がなくても8割以上はもらうことはできる」(生産・製造技術/20代後半男性/年収500万円)といったクチコミが寄せられている。

第2位は、ブリヂストン(平均年収660万円)だった。報酬に関して公平な「実績成果主義」をうたっており、 「残業規制はあるが、 申請分はしっかりと支払われる。 総合職の場合は他メーカーと比較しても基準もそれなりに高く、 不満はなかった」(技術関連職/20代後半男性/年収525万円)といったクチコミが寄せられている。

第3位は、デンソー(平均年収625万円)だった。同社は、長年グローバル人材の育成に力を入れており、 2016年からは幹部クラスが対象のグローバル共通人事制度を導入。 パフォーマンスに基づいて評価を行っているという。「年齢に基づく給与は保障されるなかで、 成果に基づき昇格、 給与、 賞与が決定される。 会社全体の給与が高いなかで、 結果を出せばしっかり評価がされる」(生産・製造技術/40代後半男性/年収1600万円)といったクチコミが寄せられている。

  • 自動車・輸送用業界の年収ランキング 資料:グローバルウェイ