ソニーは9月18日、法人向けにディープラーニング(深層学習)のプログラムを生成できる統合開発環境「コンソールソフトウェア(Neural Network Console)」を習得できる研修とテクニカルサポート、クラウド版サービスの利用料金をセットにしたパッケージサービス「Neural Network Console スターターパック」の提供を開始したことを発表した。
これまで同社は、ディープラーニング開発のためのコアライブラリ「Neural Network Libraries」のオープンソース化や、コンソールソフトウェア「Neural Network Console」の無償提供を行なってきたが、その流れの中で、法人から、ディープラーニングの活用を検討したい、AI分野の人材育成をはじめたい、といったニーズがでてきたことを受け、今回のサービスの提供を決定したという。
事業者は同サービスを活用することで、ディープラーニングの基礎やハンズオントレーニングといった研修を受けることができるほか、技術的な問い合わせに対応するテクニカルサポートも受けることが出来るようになる。
また、サービス代金にNeural Network Consoleクラウド版の利用料金が一定額分含まれているため、クラウド上で提供されるNVIDIAのGPU「Tesla V100」のパフォーマンスを活用することも可能だという。
なお、サービスはライトコースとスタンダードコースに分かれており、ライトコースの価格は19万8000円(税別)、スタンダードコースの価格は49万8000円(同)となっている。